こんにちは!はらけんです!
前回は、教員採用試験の1次試験の試験対策と勉強方法について紹介しました。
一次試験を合格しても、まだ学校の先生にはなれません!二次試験を合格するとやっと学校の先生になることができます!
そこで、今回は、私が受験した時の教員採用試験の二次試験の内容と試験対策について紹介します!
教員採用試験の二次試験の内容と対策
二次試験は、一次試験が筆記試験だったのに対して、二次試験は実技や模擬授業、面接などが主になります。
私が受験した、福岡県の小学校の採用試験では、体育の実技(水泳・マット運動・バスケットボール)、英会話、ピアノ、小論文、模擬授業、個人面接がありました。
一次試験が終わったらすぐに準備に取りかかりましょう!自分が苦手なものは、一次試験の前から準備しておくと、焦らずに準備ができるのでいいですよね!特にピアノは自治体によってだいぶ難易度が違うので、早めから準備しておくとよいです!
体育の実技
水泳は50mの自由形、マット運動は前転→開脚前転→伸膝後転、バスケットボールはドリブルからレイアップシュートを行いました。
水泳はタイムを採点の基準にはしていないことが試験の前に伝えられたので、泳いでいるフォームが採点されています。また、飛び込みもしなくて良いので、クロールで50m泳ぎ切れれば大丈夫です。
マット運動とバスケットボールは苦手な人は事前に練習しておきましょう!
英会話
試験教室につくと、お題が配られます。私の時は、『夏休みに日本に観光に来た外国人に、おすすすめの観光地を紹介してくだいさい』というものでした。5分でそのお題に対してスピーチを考えて、お題の紙に考えた文章のメモを取り、教室を移動します。1人5分の時間が与えられ、試験官と1対1で試験が始まります。まずは、受験番号と名前を英語で伝え、『今日どうやってここまで来ましたか』とか『緊張してますか』などの日常会話を英語でした後に、出されたお題のスピーチをします。
スピーチの後に、試験官からいくつか質問されそれに答えるという感じでした。
試験のレベルとして、中学3年生程度のものなので、簡単な単語を繋いでやりとりができると十分です!
試験対策として、簡単な英会話の参考書を一冊買ってきて、一通り中学生レベルの英語を復習しましょう!
ピアノ
ピアノの試験は、課題曲を弾きながら、歌も歌います。一次試験の合格通知の中に、課題曲が示されています。3曲提示されており、その中から1つ選んで、試験当日も自分で選択した曲を演奏しながら歌います。
ピアノは両手で弾くように指示があるので、両手で弾けるようになるまで練習しましょう!今まで弾いたことがない人でも、1曲だと1日2時間練習して5日くらいで弾けるようになります。ピアノが弾ける人にお願いして、教えてもらいながら練習しましょう!
ピアノの楽譜を持っていない人は、一曲が約100円〜でダウンロードができるサイトがあるのでおすすめです。
こちらからアクセスできます↓
https://www.print-gakufu.com/?gclid=CjwKCAjwmK6IBhBqEiwAocMc8m4gXv5Wob8336J-LOiKEz3mPn9QLgxCEruaeA-y_nN2-GMHcMOlMRoCXrgQAvD_BwE
福岡県は、事前に自分で選択した曲を試験で引けばいいので、1曲だけ練習しておけばいいのですが、中には、試験のその場で、曲を指定される自治体もあるので、その場合は、課題曲を全て弾けるようになっている必要があります。課題曲が伝えられた日からすぐに練習を始めましょう!
小論文
小論文では2つのことが要求されます。1つ目は、問われている問題についての知識があるかどうかです。例えば、「GIGAスクール構想についてあなたの考えを述べなさい」と聞かれた場合、GIGAスクール構想がまず何かを知っていないと考えを述べることはできません。そのため、教育時事や教育法規などはしっかりアンテナを張り自分の中に知識として身につけていく習慣をつけましょう!
2つ目は、受験する自治体の目指す教師像に自分の考えを当てはめながら、小論文を書いていくということです。つまり、採用する側に対して、あなたたちが採用したい人材について、きちんと理解していますよということと、自分の考え方はあなたたちが採用したい人材とマッチしていますよ!いうことを文章で採用担当者に伝えるということです。
以上の二つを意識して、小論文に望みましょう!
ぶっつけ本番で受験してしまうと、時間配分をミスして最後まで文章を書き切ることができないので、かならず過去問題や別の自治体の試験の問題で時間を測りながら書く練習をしましょう!誤字や脱字は減点対象になるので、丁寧に書くようにしましょう!
模擬授業
模擬授業の内容は教科の指導であったり、生徒指導であったりと様々です。制限時間内に指導案を書いて、授業をするように求められる自治体もあります。
自分が受ける自治体の過去問をよく調べて、試験対策をしましょう!
目の前には試験官しかいませんが、子どもたちが目の前にいると仮定して授業をしたり、話をしたりするので、事前に架空のクラスを自分の頭の中で作って練習しておきましょう!その時に、自分のクラスの学級目標も考えましょう。学級目標は、自治体が掲げている目指す児童像・生徒像に当てはめて考えていきます。
生徒指導の問題が出た場合は、学級目標と絡めて指導すると指導の構成を組み立てやすいのでオススメです。
教科の指導の問題は、事前に範囲が知らされている場合は、教科書と朱書き教科書、学習指導要領を使って、授業の練習をしておきましょう!教科書は数百円で買えますが、朱書きの教科書は高価なので持っていない学生は、知り合いの先生に貸してもらうなどして準備をしましょう!
個人面接
個人面接では、提出した願書や自己PR文を元に質問されるのでそれに対して答えていきます。なので、願書や自己PR文はコピーをしっかりとって、試験の前に見直しておきましょう!
そのほかは、志望動機や受験する自治体の教育指針、教育時事やストレス解消法など色々なことが聞かれますので、過去問をみて、友達や知り合いの先生と一緒に練習をして本番に臨みましょう!
まとめ
今回は、教員採用試験の二次試験の内容とその対策について紹介していきました。
一次試験から二次試験まではおよそ1〜2ヶ月の間があります。一次試験が終わったらすぐに二次試験の対策に取り組みましょう!二次試験の1〜2ヶ月後に合格発表があります。そこで合格すると、晴れて学校の先生になることができます。
学校の先生になるまでも大変でしたが、先生になってからの方がもっと大変です!笑
次回は、学校の先生になってからの具体的な業務や仕事内容、役立つ指導技術などを紹介していきます!
コメント